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紫はレーザーを放つ。
しかしクロツキに触れた瞬間、紫に向かって跳ね返った。
しかし、紫はレーザーも目に入っていないかのようにクロツキの前に移動する。
クロツキ「?」
紫にレーザーが当たった瞬間、紫の体が爆発した。
クロツキ「この程度のことでは倒せない。なのにこのようなことをするということは」
爆発で生じた煙を吹き飛ばしてクロツキが現れる。
クロツキ「つまり」
クロツキの足元にすきまがも現れて、その中に落とされる。
クロツキ「こういうことだ」
すきまの中に閉じ込められた直後、レーザー、ナイフ、札、虫、雷、ミサイル、触手、炎、超音波、幻覚、斬撃、水、ワイヤー、ありとあらゆる攻撃が全方位からクロツキに向けて無数に放たれた。
紫「これで…………!!」
これで終わると安心した紫だったが寒気のようなものを感じた。
塵一つ残っていないはずなのに、クロツキはすきまの中に落とされた時と変わらない状態で立っていた。
クロツキはどこからか剣を取り出して、そのまま振り下ろす。
その直後、すきまが斬り裂かれて、白い壁のようなものが現れた。
紫は突然現れた壁に真っ二つにされる直前に横に跳んだ。
驚いて後ろを振り返った紫の目に映ったのは、すきまから出てきた、傷一つないクロツキだった。
クロツキ「今の攻撃も理解した」
クロツキの右肩の上のあたりにノイズのようなものが走る。
クロツキ「では、そろそろ………」
そのノイズのようなものが消えて、手にしか見えないものが現れる。
クロツキ「俺の強さを理解してもらうとしよう」
紫「ッ!!」
レイノスは武器が無限に突き刺さっている荒野を飛んでいた。
目的の場所は先ほど、光の洪水ともいうべき閃光が見えた場所。
全速力で飛んでいった先にレイノスが見た光景は…………
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