†第十章:束の間の休息†

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そんな彩乃の様子に滅多に見せない笑みを浮かべている六合にますます顔を真っ赤にする彩乃。何故六合が自分に口付け何かをしてきたのが分からないでいる彩乃は六合に理由を聞こうと口を開こうとしたら遠くから自分達を呼ぶ声が聞こえた為彩乃は六合から離れて立ち上がった。 「…………彩乃」 『なぁに。六合。』 振り返った彩乃に六合は今度は優しい口付けをして彩乃の耳元で"彩輝だ。愛している彩乃。"と呟いた。 それにまた顔を真っ赤にした彩乃を藍姫が心配したのは言うまでもない。 暫くして、海から帰ってきた藍姫と青龍が抱き締めるという大胆な行動に出たのを皆が見なかった振りをして言うまでもない。 『はぁ……疲れた………。』 そう言ってペタリと部屋の真ん中に座った彩乃に藍姫と青龍は無視して二人の世界を作り出した為彩乃は"部屋変えてほしい……"と切に願ったのだった。
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