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信一
「……で、あいつは誰だったんだ?」
真相は闇の中へ
もっと彼女の話を聞き、それに沿った対応をしていればこんな結果にはならなかったのかもしれない。
少なくとも、彼女が本当は何者で何の目的があったのかくらい分かったのかもしれない。
それは、俺が未熟だから、愚かな1人の人間であるからそのような事にすることは出来なかった。
しかし、それに後悔していても仕方ない。
もう、時は過ぎてしまったのだ。
そして、時は進んでいるのだ。
止まることのない時の中で永遠と後悔をして立ち止まっていてはいけない。
俺は時とともに前へと未来へと進まなければならないのだ。
どうせ、今日の事はすぐ忘れるしな。
「結局それかああぁぁぁ!!」
この夜、街中に少女の叫び声が響き渡ったという。
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