プロローグ

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特に僕は生まれた時からの思い入れのある地域なだけに最初に父さんから聞かされた時はショックだった。 でも僕には拒否権がないことくらい分かっていたし、むしろ中学は馴染みのある地域で卒業式を迎えることが出来て良かったかな?と考えている。 「おい、優也…?」 隣りの席から僕を呼ぶ聞き覚えのある声が聞こえてきた。 「何だ雄大か……」 「なんだとは何だよ!お前ぼっーとしていて上の空だぞ!」 だってねぇ……思い出に浸っていたわけだしさ、ちなみにコイツは幼なじみで親友とも言える高橋 雄大(たかはし ゆうだい)コイツは勿論のこと僕が引っ越すことは知っている。
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