彼女の名前は森美咲

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俺の両親はギャンブル好きで、凄い儲けていたせいか貯金の残額は100億を超えていた 一人暮らしには多すぎる額だ 「さて‥買い物にでも行きますか」 今夜の夕食の買い出しだ 言っておくが料理は得意な方だ 財布と携帯を持ち、家に鍵をかけスーパーに向かった 「さて、何にしよう?」 とりあえず食品売り場へ 「良助!」 呼ばれて振り向くと、スーパーの制服を着た貴士が立っていた 「今日バイトだったのか」 学校で言ってた用事はこれだな? 「あぁ、今日は挽き肉が安いぞ」 「そうか、じゃあ今日はハンバーグだな」 いつもこうして夕食を決めている 貴士がここのバイトのせいか、パートの人や店長とも仲良しになった 取り置きなんかもしてくれたりする 「いいなぁ、ハンバーグか」 「今度作ってやるよ」 「まじ!」 「まじ」 「よっしゃ! じゃあまた明日な!」 貴士は仕事に戻っていった 買うものをカゴに入れ、レジに持って行く 「あら、良助君じゃない」 「お疲れ様です」 この人は高倉さん よく漬け物なんかをくれる優しい人だ
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