彼女の名前は森美咲

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「それでも好きになったんです。一目惚れです!」 「う…」 俺のドキドキは最高値に達していた 「貴方は…私が嫌いですか…?」 涙目+上目使いがこんなにも破壊力があるなんて… 「嫌いではないですが―― 「じゃあ付き合ってください!」 話しさえぎられた 「ちょっと待ってください。いいですか?」 一旦彼女を落ち着かせる 「つき合うのはお互いが好き同士じゃないといけないと思います。モバゲー小説の大○彼女でも言ってた気がします」 いま危険な単語を出してしまった気がする… 「なので、お互いを知った上でつき合うかを決めたいんです」 「うん、わかった。じゃあお友達からだねっ!?」 「そういうことになりますね」 好意を持ってくれるのは凄い嬉しい事だ 「じゃあこれからよろしくね! 良助君」 「はい、えっと…」 「森美咲…私の名前は森美咲だよ!」 「よろしくお願いします。咲さん」 これから楽しい学校生活になりそうだな……ん? ある疑問に気がついた 「咲さん、どうして俺の名前知ってるんですか?」 少し前を歩いている咲さんは、体をクルッと俺の方に向けると「秘密!」と言った
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