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「いいから来いよ」
三年の1人が腕を掴んできた
「離してください。怪我人を出したくないんで」
「なんだと?」
掴んでいる手の握力を強くしてきた
「やめとけよ、先輩」
貴士が近づいてきた
「そいつ、柔道 剣道共に全国の中学生の中で一位になったことがあるんだぜ?」
こいつが言ったことは嘘ではない
俺は全国大会で何度か優勝したことがある
三年の方を見ると、青ざめていた
ちょっと苛めてやろう
「いっぺん…死んでみる?」
『ひぃ!』
逃げた
「お前何したんだ?」
何したって言われても…
「女の子を助けただけだよ」
「な…なにぃ!!」
貴士が驚いた
「な‥なんだよ」
「お前いつの間にフラグを立てたんだ!?」
「フラグって言うなよ」
「良助くん、君は頭が良いだけじゃないんだね」
雅彦がそう言ってきた
「あはは…」
「おーい、席に着けー」
勝井先生が入って来た
俺達は席に着いた
「今日は係と決めてもらう」
クラスのみんなは係を決め始めた
俺と貴士は生徒会に入るため係は決めない
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