3838人が本棚に入れています
本棚に追加
「なに?」
「良助くんは…その…私といて楽しくないですか?」
「え?」
予想外な事を言われた
「そんな事ないよ!? どっちかと言うと楽しい…し」
咲さんの顔を見ると、笑顔で目がキラキラしていた
「つきあ―――あた!?」
咲さんのおでこをデコピンしてやった
言おうとした事は分かったからな
「それはちゃんとお互いを知ってからな」
咲さんは両手でおでこを押さえながら、涙目でこっちを見ていた
可愛い
「良助くん…」
「なに?」
「今日…良助くんの家に行ってもいいかな?」
「え…?」
な…なななな‥何ですとぉぉぉぉぉ!!!??
おおおお俺ん家にきたいだってぇぇぇ!!??
「駄目…かな?」
いやいやだから上目使いと涙目は反則だって!
「別に…いいけど」
「本当!?」
眩しい! 眩しすぎるぅ!
「うん。なんなら夕食ご馳走するけど?」
その言葉が効いたのか、泣いています…泣いちゃってます‥この子
話している間に一年の教室の通路に着いていた
「じゃあ咲さん、放課後に生徒会室で」
「うん。またね、良助くん」
咲さんと別れ、俺は自分の教室に入った
最初のコメントを投稿しよう!