3838人が本棚に入れています
本棚に追加
教室の中はまだガヤガヤしていた
まだ全部決まっていないみたいだ
「おい！」
貴士が血相を変えて俺の制服(ブレザー)を掴んできた
「な…なんだよ？」
気持ち悪いな
「フラグ！ 立ってないよな？」
「フラグゆーな」
いまさら気づいたのか？ こいつは…
「で、立ってないよな!?」
「さて、どうかな？」
貴士じゃないけど、フラグは立ったと思う
「くそ…俺としたことが…！」
貴士は崩れ落ち、頭を抱えていた
「そう言えば、お前が好きなやつって誰なんだ？」
「ん？ 話してなかったっけ？ あの子何だけどね！」
貴士は一人の女の子をばれないように指差した
「小田真希ちゃんって言うらしくてね？」
その子は、自分の机で優雅に本を読んでいた
身長は160cm位
髪の色は薄い赤で、髪型はポニーテールにしている
いかにもなクール系だった
「無理無理、お前には落とせないよ」
性格が真逆過ぎる
「そんな事ないと思うけどな…」
貴士は彼女をずっと見つめる
一線を越えるなよ…絶対にな
貴士が見つめる事に必死で動かなくなったので、雅彦と話す事にした
最初のコメントを投稿しよう！