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「知り合いですよ」
別に隠す事ではない
「同じ中学だったとか?」
「いえ、別々です」
「じゃあ何で知り合いなのかしら?」
「助けてもらったんです!!」
咲さんが大きい声で言った
生徒会が一瞬静かになった
「ふーん…」
会長は腕を組み、顔をニヤつかせた
「それで、つき合ったと」
ドキッ!
な…なんだこいつ!
ニュータイプか!?
咲さんの顔が赤い
「つ…つき合ってないですよ?」
一瞬動揺してしまった
「じゃあ咲ちゃんの一目惚れか」
ドキッ!
咲さんの顔がさらに赤くなった
「えと…あの…その……プシュゥ!」
頭から煙が出ていた
まずい…フォローしなければ
「か…会長! そんな事より、会長の事を教えてくださいよ?」
「え? 私? 今は咲ちゃんの話を―――
「是非会長の事を!!」
「ま…まぁいいわ」
ニヤ
計画通り!
「私の話しって何を話せばいいのかしら?」
「そうですね…」
俺は腕を組み、聞きたいことを考えてみた
俺が考えていると、貴士が「はいはい!」と挙手していた
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