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私があなたにしたい話…それはあなたももしかしたら気になっているかもしれんな。
それは私が色彩の研究に目覚めるきっかけとなったある事件のことだ。
なぁに、事件というと推理小説のストーリーなどを思い浮かべるかもしれんがそうではない。
私が精神科に所属し、カウンセリングを行っていたときに独りの少年が話していた物語。
暇人の戯言だと思って聞いてほしい。
しかし、そこは…
一度入れば簡単には抜け出せぬ、そんな空間なのだよ。
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