第1章:ColorS

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私も最初は疑ったよ。少年の話す内容はあまりにつじつまの合わないことばかりだったからな。少年の幻覚かなにかとしか思えんかったし、正直今も十分に信じることができないでいるんだ。 あ、いや、また枕が長くなってしまったな。話にオチがつかないのは私の悪い癖だと助手にもしかられるんだよ。 さて、それでは物語を始めるとしよう。聞きたくない人は出て行ってくれてもかまわないよ。…出口があるうちにね。 この物語はある少女の一言によって幕をあける。
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