第2章:Red rooM

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眠たい。もっと寝ていたいんだから起こさないでよね。 学校も行きたくない。バイトも行きたくない。何もしたくない…。 でも、退屈。 『ねぇ、赤って何の色なの?』 うるさいわね。何でそんな質問をするのよ。赤なんて嫌なほど見てきたわ。そう、退屈な人生にはちょうどいい…刺激的な色よ。 『だから…何の色かを聞いてるの!』 しつこいわねぇ、 血の色よ。 ふと目が覚める。 目を開くと眼前には真っ赤な天井が見えた。見渡すと真っ赤な壁が見える。しかし光源はどこにも見当たらない。 そして少女もどこにもいない。 『ありがとう♪』 ここ…どこなの?
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