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瑠璃子はゆっくりとベッドから降りると龍介の隣に座った。
『コーヒー入れてあるから、一口飲んで目を覚ましたら?』
「うん…ありがとう…」
瑠璃子は隣に座る龍介にもたれ掛かると、嬉しそうに恥ずかしながら声をかけた。
「今日なんだね…」
『あぁ…そうだな…』
「今日から私…神威 瑠璃子になるんだね…」
『嫌ならヤメテも良いんだぞ?』
「クスクス‥ バカ…」
龍介はクスッと笑いながら瑠璃子の肩に腕を回すと、お互いの温もりが伝わってくる程に身を寄せ合い、ユッタリとした幸せな時間を感じあった。
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