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シートノックが始まった。内藤がいるはずだったセカンドには二年生が入り、そこに球が行く度に内藤は悲しくなった。 七分程度のシートノックはすぐに終わった。グランドにあいさつをし、ベンチにいるシャキン監督の元に集合する。スターティングメンバーの発表だ。 (`・ω・´)「いいな! 今日と明日の試合で夏の大会のベンチ入りを決める! 一番セカンドにモナー!」 ( ´∀`)「はいモナ!」 (`・ω・´)「二番はショボン、ショートに入れ!」 (´・ω・`)「はい」 一番のモナーは先程ブーンの代わりにセカンドでノックを受けていた二年生だ。 ブーンは守備、打撃、走塁の全てで負けているような気はしていた。二年生の中ではトップの選手である。 ショボンは内野ならどこでも守れる技巧派で、バントやエンドランのような攻撃の出来る扱いやすい選手だった。 二年生の頃からレギュラーで、誰からも信頼されておりキャプテンでもある。
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