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――そんな感じで試合が進んでいって、結局3-0で勝った。   ( ゚д゚ )「…はしょりすぎじゃないか?」   うっせ、こっちみんな。大筋とあんまり関係ないから省いたんじゃねーか。頭使え低能。   ( ゚д゚ )「…あ、あのさ、俺が完封したんだ…」   はいはいわろすわろす。   (`・ω・´)「よくやった!試合に出た連中はダウン、出なかったのは整備!今日はそれで解散!」 ( ^ω^)「・・・」   他の三年生は全員試合に出た。一年生も出た。なのに自分は…。仲間たちがスパイクを履きかえるのを見ながら、その目には涙が溜っていた。 整備は後輩に任せて、ブーンは逃げるように帰った。勢い付いたチームにとって自分は不要な存在だ、ということを強く思い知った。 それから、ブーンが野球場を訪れることは二度となかった―――。
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