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『おいおい皆知ってるかよ・・・・?』
そのタケシの一言が、あんな惨劇をもたらすとは思いもしなかったのだ。
「学校の裏山の奥に、幽霊が出るっていう噂がある館があるんだ」
モヒカン頭で金髪のタケシは、興奮した。
「何っ!?」
赤毛のイケメン、卓郎も興奮した。
「・・・・・幽霊なんて在るわけないでしょ。理論的に考えて・・。」
頭脳派を気取る銀髪メガネ野郎のヒロシは興奮しない。
「怖いわ!!」
赤毛の女、ミカは震えた。
「今度行こうと思うんだ。どうだ!?行くか!?」
猛烈な鼻息とに混じってタケシが言った。
「やだあー行かないわよね?卓郎君は!」
「行くぜっ!」
「行くのっ!?」
「じゃあ行くわよ!」
ミカは卓郎のことが好きだったから、決意した。
「僕はいくよ。幽霊なんか居るわけないからね・・・」
ヒロシは偉そうに言った。
「じゃあ決定~~」
しかし皆は、今から起きる惨劇をまだ知らなかった・・・。
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