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ひよりがふっとんでいったぬいぐるみの山の方から声が聞こえます。
「い…いったぁ~…」
ひよりは、綺麗に並べてあったはずの、めちゃくちゃになっているぬいぐるみ達をかきわけて起き上がりました。
ひよりの頬は赤くぷくぅとはれています。
「…いたた………な…なに~?……なにがおきたの~?……ふ、ふわぁ…」
ひよりは大きなあくびををしました。
「ふわぁ…………むにゃ………はれ?…プリン?……おはよ~」
「ぷりゅ!」
プリンは頬を膨らまして怒っています。
「むにゃ……あれ?……何で怒ってるの?」
「ぷりゅ!」
プリンは頬を膨らませています。
「………?…どしたの?って…いてて……」
ひよりは赤くはれている頬をさすりました。
「うぅ…いたぁ~……ぃたぁぃ…」
ひよりはあくびとは違う別の涙を目に浮かべています。
「…うぅ~…ぃったぁ………いったい何なのよ~…これぇ~…」
「ぷりゅう!」
「あ………プリン~?あなたね~?」
「ぷり!」
ひよりはプリンが犯人だとわかったようです。
「もぉ~……なんでこんなことするのよ~?……うぅ~」
ひよりは赤い頬をさすりながら考えました。
何故こんなことをするのか?それは…
「ぷりゅぅ!」
「…だから…なんでプリン怒ってるの…って………あ………そっか……」
わかったことはもう1つありました。
「…もしかして…プリン?…あなた…わたしを起こしに来てくれたの?」
「ぷりゅ!」
プリンはうなずきました。
「あはは…そっかー…ありがとー……ってことはぁ…」
ひよりは1つの確信へ。
「…プリン?…わたし…寝坊しちゃった?」
「ぷりっ!」
ようやく、ひよりのお目覚めです。
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