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プリンは2階にあがっていくとひよりの部屋の前で止まりました。
コンコンッ
「ぷり~?」
プリンは部屋のドアをノックしましたが…返事がありません。
コンコンッ
「ぷ~り~?」
…やはり返事がありません。まだひよりは夢の中のようです。
「…ぷりっ!」
…ガチャ
プリンはひよりの部屋の中に入っていきました。
部屋の中には、プリンと同じくらいの大きさのピカチュウドールやエネコドール、ポッチャマドールなどたくさんのぬいぐるみが綺麗に並べて置いてありました。
整理整頓や掃除など、ここらへんはしっかりとしているようです。
プリンはベッドの側までやってきました。
ひよりが気持ちよさそうに寝息をたてています。
「………ふにゃ………もうおなかいっぱい…………」
プリンはふぅっと息をはいて、やれやれって感じで哀れむようにひよりをみました。
「ぷり~ぷりぃ~」
プリンはひよりの肩を揺らして起こそうとします。
「…う~ん………むにゃむにゃ……」
…起きません。
「ぷり~?ぷ~り~ぃ~」
プリンは再びひよりの肩を揺らしました。だけど、さっきよりもちょっとおおげさに。
「………う~ん……ふむぅ……」
…起きません。
「ぷり~…」
プリンは困った顔をしました。
プリンはしばらく考えこむと
「…ぷりっ」
プリンは決心したようにひよりのベッドの上に飛び乗りました。
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