*仮面とチョコレート

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2人でエレベターに乗り込む。 なぜか沈黙するので、夜斗を見ると夜斗と目があった。 「薫子。今夜どうする?」 そう見つめられると、なんて答えていいのかわからなくなってしまう。 すると広いエレベターなのに、かなり近づいてきた。 「俺と婚約したって、親とかに伝えないとな。」 そう言ってあたしの左手の薬にキスを落とした。 あたしは恥ずかしくって顔を手で隠した。 「じゃあ、仕事終わった頃に迎えに行くから。薫子の親達にも俺から伝えておく」 するとエレベターのドアが開いた音がして目を開けると夜斗が目の前にいた。 か、顔が近い!
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