2人が本棚に入れています
本棚に追加
「あーいや、そうゆう事じゃなくてな。
どこか個室に入ったらこの世界に来ただろ?」
個室?
押し入れも個室になるのだろうか。
「押し入れ…から?」
「なんで疑問系だよ。
押し入れか…ついてるな」
「ついてる?
どうゆう意味?」
この世界に来た時点でついてねぇよ!
「この世界に来る時にいた個室にある物は、全部こっちの世界で使えるんだ」
「ん?
使えるも何も、押し入れには何もなくなってたぜ?」
うん、間違いなくなかった。
「おぅ、俺もそうだった。
押し入れのモンは全部その中に入ってるんだ」
そう言って、俺の腰辺りを指さす。
その中って言われてもね。
…おっ?
なんかある?
目で腰らへんを見ると、ちょうど拳一つ分くらいのサイズのポーチらしき物がついていた。
重くもないし、全然当たってる感がなくて気づかなかった…。
「そん中は四次元ポケットみたいなもんだ。
押し入れにあったもんが全部入ってるんだぜ?
しかも、この世界用に強化されてな」
この世界用言われてもなぁ…。
特に変わった物はなかったし。
最初のコメントを投稿しよう!