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「例えば何か入れてた物はなんだ?」
「アルバムとか…漫画とか?」
アルバムを探して押し入れ入ったんだよな。
「じゃあそれでいい。
欲しい物をイメージしながらそのポーチに手を入れるんだ」
アルバム…アルバム…。
「ちなみにそのポーチは〝Call Back〟と呼んでいる」
アルバム…ア…アルバム…
「召還とかそんな意味なんだがな。
名付けたのは…なんと俺なんだ」
ア…アル…
「略してCBとか言ってな。
いやまさかこんなに世間に浸透するとは」
「うっせーっ!!
集中できねぇだろうがっ!!」
「お…おぉ、すまん」
ったく、お喋りなおっさんだな。
イメージしてCBに手を入れる。
なんだかムニャムニャするぜ。
あ、なんか手に当たった。
ちょっと戸惑いながら掴んで引き上げる。
CBよりも遥かに大きいアルバムが、なんの抵抗もなく出てきた。
なんじゃそりゃ!
「懐かしい…」
「なんか変わったところはないか?」
「いや…変わってないかな」
表も裏も変わってない。
変わっているわけがない。
「開いてみろ」
「…なんか恥ずかしいな」
開いて覗き込もうとしたら、覗き込もうとしなくても良かった。
…ホログラム?
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