第一章 ~機械なんかぶっ飛ばせ~

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「お前さんも何かしら入ってるはずだ。 探してみろ」 探すってもねぇ…。 とりあえず突っ込んでみるか。 CBに手を入れた。 「俺のは機械剣っつって、マシンと呼んでる」 機械だからマシーン(machine)ね。 はっ、単純。 「あとはビーストとかプラントとか種類があるんだ」 ビースト(beast)…獣? プラント(plant)…植物? はっ、想像もつかねぇよ。 「どうだ? 見つかったか?」 「いんや、さっぱり分からん」 つーか刃物がこっち向いてたら手とか切っちゃわない? 無理ぃ…痛いの無理ぃ…。 おっ…これか? なんか固いのがあったぞ? 思い切り引き抜く。 なんとまぁ…これはなんだ? 随分変わった形状の剣…槍か? L型の刃にちょっと長い柄があって、反対側には普通の刃がある。 う~ん、使い勝手は悪そうだな、これ。 「奇抜な武器だな…。 マシーン…なのか?」 「分からん!」 「いやほら、なんか探ろうとか思えよ」 ガチャガチャと触ってみるが、なんの変化もない。 おっさんの剣のが、よっぽど強烈な気がするぜ。 とりあえず、やっぱり指先切れた。
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