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「そのレジスタンスはどこにいるんだよ?」
俺とおっさんは並んで走っている。
はっきり言って、おっさんの速度が遅すぎる。
また機械やろうに見つかるじゃねーか。
「もうすぐのはずだ。
つーか早すぎだ、もっとペース下げろっ!」
これでもゆっくり走ってんだっつーの。
そう言ってやろうかと悩んでいたら、微かにプシューッというエアーが抜ける音がした。
「おっさんっ!!
近くにいるぞっ!!」
「分かってるっ!
どっかで見られて」
パシュッ
真横をレーザーが通り過ぎた。
さっきより速いじゃねぇか!
振り返ると、さっきの4体に色違いの1体が増えていた。
よくあるぅ…
ス〇イムとス〇イムベスみたいな?
「しゃあない、やるぞ」
「…えぇっ!
無理だろっ!」
無理ぃ…マジ無理ぃ。
剣なんて使った事ないし?
「色違いは任せろっ!
あいつが指令を出してるはずだから、俺が奴を壊すまで足止めよろしくっ!」
そう言ってUターンで戻るおっさん。
おっさんが行ってんのに、俺だけ引けるかっつーの!
ちゅーかおっさんっ!!
さっきより速く走れてんじゃねーかっ!!
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