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なんつー格好って…確かにおっさんに比べたら軽装だけどな。
だっておっさん、迷彩柄のつなぎにミリタリーブーツだもん。
自衛隊か?
「お前さん、いつこっちに来たんだ?」
「…えっ?
こっちって?」
「まだ分かっちゃいないって事は、まだ来てすぐだな。
説明するからこっちにこい!
見つかる前に隠れろ!」
そう言われ、すぐ目の前のビルに入れられた。
なんなんだ、この強引なおっさんは?
ビルの一階の受付の裏にまわると、タイルを一枚剥がした。
そこには階段があった。
「非常事態の時に使う通路だ。
ま、こんなのは知ってる奴はいねぇよ。
社長と幹部くらいしか使えないもんだし」
「…じゃあなんであんたは知ってんだよ?」
「くっくっくっ、口の聞き方も知らねぇのか。
しかし好きだぜ、そうゆう奴は」
階段を降りながらおっさんは言う。
なんだっていいが、早く状況の説明をしてくれ!
階段を降りると、扉が3つあった。
そこの右の扉を開けるおっさん。
「おぅ、そこに座っておけよ」
電気をつけながら、横のクローゼットを開ける。
大人しくL型に置いてあるレザーのソファーに腰掛けた。
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