第一章 ~機械なんかぶっ飛ばせ~

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SPURIOUS.GROUND? 英語は苦手なんだ、勘弁してくれよ。 「意味分かりませんってか? スピューリアスは偽物とかそんな意味だ。 グランドは分かるだろ? ようするに、ここは偽物の場所って意味だ」 「偽物の…場所?」 「あぁ、偽物。 本物の地球は違うどこかにあって、いつか俺達は本当の場所に帰れるという期待を込めてそう呼んでる」 ズゥドォーン… 「おー、派手にやってくれるねぇ」 「今のは…?」 「おそらくアンドロイドだな。 デカいのでも来たのか?」 「アンドロイドって…人造人間?」 「そうだ、人造人間だ。 そしてこのSPURIOUS.GROUNDの第一勢力をアンドロイドと呼んでいる」 第一勢力? 第二勢力もあるのか? くそっ、説明された気がしないぞ。 「第二勢力もあるのか?」 「おぅ、第二勢力はさっきも言ったがキメラだ」 「キメラって…混合生物の事?」 「よく知ってるな、その通りだ。 本物の地球じゃ考えられん生物をキメラと呼んでいるわけ」 やべぇ、ついていけねぇ。 マジで頭打って変な夢見てるだけじゃないだろうか? アンドロイドだキメラだと言われても、さっぱり現実感がない。
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