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「おかえりなさいませ、ぼっちゃま、ご友人の方々もよくおいでくださいました」
フェリーが着いた後、マンガによくある『執事』なる者が頭を下げた
「ふぇ………執事なんて初めて見たよ…」
「えっと、父さんいる?」
「真太郎(しんたろう)様ですか?えぇ、おられますよ」
執事は奥に見える別荘を見る
孤島の真ん中に森が生い茂っており、その山の頂上に屋根だけが見えていた
「それでは、ご案内いたします」
執事はそぉ言うと後ろを振り向き歩いていく
「ねぇ……メイドもいるの?」
おもむろに明は白鳥に聞いた
啓吾、輝は来た事があるので知ってはいるが
「いるにはいるが……」
3人は複雑な顔をした
「いるんだ~!楽しみ~」
「どんな、メイドだろぅ?」
恭子、凜の二人は想像を膨らませていた
「あれをメイドと呼ぶのか?」
「どっちかっと言うと女王様……」
「一応、メイドだからなぁ……」
3人はキラキラと期待の目をしている女の子を見て、白鳥が呟いた
「少しの間だけでも夢を見させておこう……」
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