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白鳥の別荘…
と、いうより第二の家と言っても過言ではない
大きな別荘に着いた
中に入るとヨーロッパ地方な作りになっており
ご丁寧に甲冑までもが置いてある
「お帰りなさいませ、ご友人の方々も、お越しになると聞きましたが……そうですか……あなた方でしたか……」
無表情なメイド姿の女性が輝達を見て言う
後ろにはそれまた無表情なメイドが5人ほど並んでいる
「ま、また来ました……」
輝が引き攣った顔で答える
「………よくおいでくださいました、長旅の為お疲れになったでしょう」
メイドが深々と頭を下げる
「あ……っと……父さんいる?」
「旦那様ですか?……先程、出掛けられました」
「そっ……か………まぁいいや、先に海水浴でもするか?」
白鳥は皆の方を向き聞いた
「あったりまえ!」
「うむ!」
「賛成~!」
「あんた達、元気ね……行ってもいいけど、先に荷物を置いたり、準備したいわ」
「そうだね…」
明の問いに白鳥はメイドに部屋を聞いた
「各自、自室を用意しております、こちらが鍵でございます」
メイドは皆に鍵を渡した
「くれぐれも、無くさないよう、お願いします」
メイドは輝の方を向き無表情なりに力強く言う
半年前なにをしたのやら
「は……はぃ……」
後ずさりながら輝は答えた
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