海水浴には水着の女の子☆

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「ねぇ、あのメイドさんは泳がないの?」 不意に恭子がそんな事を聞いた 「え?……ん~どうだろうな…」 「どうせ、去年あんた達が変な事したんでしょ?」 「だから、ためらってるんだぁ~」 当たりである 去年、輝達はこのメイドによって散々な目にあったのだ 「いいわ、私が呼んで来る」 「え!?は…春!?」 明は海から出てメイドの前まで行く 「メイドさん、名前はなんですか?」 「雫です」 メイドは無表情に明を見て答えた 「雫さんですね、雫さんは泳がないの?」 「私はそばにいるように言われただけなので」 マニュアル通りの返しである 「皆と海に入った方が近くになるわよ?それに、変な男から私達を守って欲しいわ!」 変な男=白鳥、輝、啓吾 の三人である 「………わかりました…」 雫は重い腰を上げ 皆が待つ海へと明と向かう 海ではビーチボールの投げあいをしていた 雫が海に着いた時に調度ボールが向かってきた 「あ!……あぶ……」 明が言いかけた瞬間 雫は綺麗なフォームでボールを打ち返した 見事に命中 ボールは輝の顔に当たり 輝はそのまま海の中に倒れた 「私も混ぜて下さい」 皆は頷いた 輝はそのままぷかぷかと浮いている 「……だらし無いわねぇ……」 明のそんな言葉が痛かった
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