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一方、少し離れて恭子と明は
二人で昼食に買ったパンと弁当を食べ終わる頃
「ね、ねぇ……明ちゃん……」
「ん?どうしたの?」
購買部で買ったパンを頬張りながら、明は聞いた
「や、やっぱり、海行きたいよね……?」
向こうの方で輝達が盛り上がってるのを見ながら、恭子は言う
「ん~……正直ね……」
「じゃ、じゃぁ!……」
「嫌よ!」
恭子は固まってしまった
「あの馬鹿となんて……」
「そっか……じゃぁ……私は行こうかなぁ…」
恭子は輝達の方を見ながら言う
「ちょ、ちょと!本気なの!?」
「うん!私、行きたいから」
明は口をぱくぱくとお魚さんみたいだ
「水着…買わなきゃ!」
恭子はすでに乗り気でいた
そして、午後の授業開始のチャイムがなった
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