45人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・おい、待てよ」
不意に声が出た。
『お、どうやら成功のようだな。』
老人は又後ろを振り向いて頷いた。
『よし、では何か覚えていることはあるかね?』
老人はねっとりとした笑顔をさらに歪ませて問いかけてきた。
「・・・ア・・な・・・ここはどこだ?」
俺の問いに老人は困ったように頭をかいた。
『んー、それはおいおい説明するよ。
今は君のデータが欲しいんだ。
いいかい?もう一度聞くよ?
覚えていることはあるかね?』
最初のコメントを投稿しよう!