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ふと考えたよ
私がどんなに泣いてる時も
この日本のどこかでは
沢山の人が笑ってる
私がどれだけ嬉しい時も
苦しんだり悲しんだり
そんな人は沢山居る
ただね
君が苦しんでる時
私はどんなに頑張ったって笑えない
君は私が泣いたとき
笑顔で頭を撫でてくれる
温かい何かに包まれる
でももしかしたら
私には一生かかっても
苦しんでる君にできることなんて
見つからないんじゃない?
それならそれで良い
ただ君の手を握って
横に居るだけそれだけで良い
私達二人がいつか
二人で笑っていられるときが来るまで
その時まで君の手を握ってるよ
もし私のこの手が
二本だけじゃなかったら
もっと沢山あったなら
今悲しんでる人々全部の
手を握ってあげたい
みんなが一緒に笑える日まで
〈14歳当時〉
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