199人が本棚に入れています
本棚に追加
溜まらず感動の涙が流れ落ちた。
「……はぁ」
すると、後ろから大袈裟なため息が聞こえた。
渋谷「何回泣くんだよ…」
呆れながら、こちらを見ているのは大好きな彼氏。渋谷輔。
美鈴「…だっ…だってぇ~!まあり、超綺麗だったんだもぉ~ん!!」
今日は大好きな友達の結婚式で、本当幸せな二人を見届けれたのが嬉しかった。
花嫁の山田まありは、高校時代からの友達で虐めとかいろいろあったけど、今日結婚した。
結婚する前も、輔からいろいろ聞いていて大変だったみたいだけど、それを乗り越えた二人は今日一番輝いていた。
渋谷「はぁ…」
渋谷は、もう一度大きな溜め息をつくと、美鈴が持っていた紙袋を持ってくれた。
渋谷「足痛いんだろ?車乗って」
美鈴「……うん!!」
あまり喋らないけど、輔はいつも私の事を見ていてくれてる。
嬉しくて、美鈴は靴擦れの痛みも忘れ渋谷の後について行く。
.
最初のコメントを投稿しよう!