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溜まらず感動の涙が流れ落ちた。 「……はぁ」 すると、後ろから大袈裟なため息が聞こえた。 渋谷「何回泣くんだよ…」 呆れながら、こちらを見ているのは大好きな彼氏。渋谷輔。 美鈴「…だっ…だってぇ~!まあり、超綺麗だったんだもぉ~ん!!」 今日は大好きな友達の結婚式で、本当幸せな二人を見届けれたのが嬉しかった。 花嫁の山田まありは、高校時代からの友達で虐めとかいろいろあったけど、今日結婚した。 結婚する前も、輔からいろいろ聞いていて大変だったみたいだけど、それを乗り越えた二人は今日一番輝いていた。 渋谷「はぁ…」 渋谷は、もう一度大きな溜め息をつくと、美鈴が持っていた紙袋を持ってくれた。 渋谷「足痛いんだろ?車乗って」 美鈴「……うん!!」 あまり喋らないけど、輔はいつも私の事を見ていてくれてる。 嬉しくて、美鈴は靴擦れの痛みも忘れ渋谷の後について行く。 .
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