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教会の駐車場に行くと、若葉マークが付いている車の前にきた。
渋谷は慣れた手付きで鍵を開ける。
美鈴「あのぅ…よく見ると、この車ベンツなんですね?」
教会行く時も乗せてもらったが、その時は急いでいて気にならなかった。
渋谷「親父の車なんだ。それに、旧型だし。そんなに凄くない」
美鈴「あっそう……」
思い出した。
お金持ちだったことを。
渋谷「乗らないの?」
美鈴「乗ります!!」
助手席に美鈴は乗り込んだ。
私の特等席/////
なぁ~んて!!
美鈴は、シートベルトを付けている渋谷の様子を見ていた。
いずれは、私も結婚かな~////
なんて、妄想する。
まあり達の結婚式に出たせいか、今日はテンションが高くなる。
渋谷「……顔、赤いけど大丈夫?」
渋谷の声で、我に返る。
美鈴「……大丈夫」
恥ずかしい!!
あまりの恥ずかしさに、美鈴は顔を下げた。
すると、おでこが温かくなった。
バッと見ると、渋谷が熱がないか自分のおでこと比べていた。
美鈴「もう!大丈夫だって…ば…」
最後まで言い終わらない内に、渋谷に口を塞がれた。
渋谷「…キスぐらいさせろ。早く触りたかったんだ」
美鈴「……輔」
嬉しい言葉に、美鈴の胸はドキドキしていた。
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