200人が本棚に入れています
本棚に追加
翌朝。
つまらないニュースを、寝ぼけながら見ていた。
「いやね~。美鈴!だらしないわよ」
美鈴「いいじゃ~ん。たまには」
母親がぼやいている姿を横目で見ると、テーブルでコーヒーを飲んでいた父親が言った。
「そうだよ、ママ!美鈴だって、あっちの生活頑張ってるんだから!」
これだ…。
パ…お父さんはいつだって私に弱い。
しばらく、二人のやりとりを眺めていると、実家に帰ってきたんだと実感した。
ピンポーン♪
すると、玄関のチャイムが鳴った。
母親は父親との口論を止め、玄関に向かった。
美鈴は、髪の毛ボサボサ、目が悪いのでメガネ、服装はパジャマという格好でニュースを眺めていた。
「…美鈴ちゃん、お客様よ」
訪問客の応対をしていた母親が戻ってきた。
え…?
まさか………
.
最初のコメントを投稿しよう!