マリーネ

3/28
15人が本棚に入れています
本棚に追加
/165ページ
「すげーうめー!」 レイの顔は笑顔であふれ、食器の音をたてながら豪快に食べていた 「そうかそうか。 どんどん食べてけ!! 本当に今回は助かった。 息子とケンカしたら我を忘れて家に穴を開けちまうんだな~ガハハハ」 ……ありえねー60歳とはとても思えねぇ さすが筋肉ムキムキ… 「あれはオヤジが悪い!! 目玉焼きには絶対ソースだろ!!」 「何を!!目玉焼きにはしょうゆに決まっとる!!」 ……ちっさ!!そんな事で家壊すちゃうの!? レイは慌ててイスから立ち上がりにらみ合っている2人の間に立った 「2人ともやめろ!!落ち着けって!!」 「「他人は黙ってろ」」 声を揃えて言う2人 流石、親子だ 「……ハイ」 仲が良いんだか… 悪いんだか…… 2人はまるでライオンのようだ レイはそんな2人に押されてしまった 2人はプイっと背を向けてしまった 「だめだこりゃ」
/165ページ

最初のコメントを投稿しよう!