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リュカ「俺、明日からここ手伝えるな!!」
父「あぁ。よろしく頼むぞ」
カチャ
診療所の扉が開く
「リュカ!!試験に受かったんだって?」
1人の少女が入ってきた
リュカ「メリー」
メリー「おめでとう!ご褒美☆」
メリーはケーキを作ったようだ。ふわふわのスポンジにしっとりとした生クリームがぬってあってリュカはよだれを垂らしていた
リュカ「うまそー!!サンキュー」
リュカはペロリとたいらげてしまった
リュカ「おいしかったー」
父「そうだ。俺も褒美のプレゼントあげないとな」
父は押し入れにしまっていた紙袋を取り出した。それをリュカに差し出す
父「ほらっ!」
リュカ「何入ってんの?」
中を見るとそこには白衣と聴診器が入っていた
リュカ「これ…」
父「白衣は母さんが縫ってくれて、聴診器は俺がすごく良い物を買ってきた」
リュカは紙袋をギュっともつ
リュカ「ありがとな!!一生大事にする!!」
メリー「もう1つ…」
チュッ
!!
リュカ「☆@×ー〇∞*」
メリーはリュカのほっぺにキスをした。リュカの顔は真っ赤だった
メリー「…ご褒美///」
メリーの顔も真っ赤だった
リュカ(ドキドキ…)
父「ヒューヒュー。若いねー」
母「本当。クスクス」
リュカ「う、うるせー///」
メリー「嫌だった?…」
リュカ「べ、別に嫌じゃねーよ…」
リュカ(一目惚れの女の子にキスされて嬉しくない奴なんていねーよ///)
こんな幸せな日々が続くと思っていた…あの事件が起こるまで
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