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「「Zz・・・」」
新八と神楽は完全に寝入っていた
「なぁ、俺、誕生日なんて・・・先生が死んでからどーでもいいって思ってた。」
酒を飲みながら、銀時が呟いた
「「「・・・・。」」」
3人とも、黙って耳を傾ける
「戦争中は、誕生日なんて単語が存在することさえ、忘れていた。」
「「「・・・・・。」」」
「戦争終わってから、コイツらに出会うまで、俺ァ独りだった。・・・久々に祝ってもらったよ。」
「「「・・・・・。」」」
「明日になりゃァ、高杉は敵、ヅラも辰馬も別々の道を歩む。」
「そうだな。」
高杉が口を開く
「でも、たまにゃァいいかもしんねェ。何もかも忘れて騒ぐのも」
「あぁ。」「そうじゃな。」
高杉の言葉に桂も坂本も同意する
そして、銀時も・・・
「あぁ。悪くねェ。」
「じゃぁな。次逢ったら、斬るぜ?」
「こっちの科白だ。ホラよ。」
銀時は高杉に刀を返す
「またな。銀時。」
「早く捕まれ、ヅラ。」
「宙へ行きたくなったら、雇ってるぜよ」
「考えとくよ」
4人別々の道を歩く
でも
たまには、交わってもいいんじゃねェの
《Fin》
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