32人が本棚に入れています
本棚に追加
―万事屋銀ちゃん―
「?」
銀髪の男がふと、目を覚ました
「(誰だ?神楽は新八のトコだよなぁ?)」
銀時は木刀へ手を伸ばす
「(幽霊だったら、どーしよ・・・。)」
気配は段々と近づいてくる。そして・・・――
「よォ?銀時ィ。」
「高杉ィ!!!」
中に入ってきた男を見て、銀時は木刀を構える
「テメェ!何しに来やがった!!!?」
高杉は銀時の問いかけには答えず、刀に手をかける
「―――ッ!!」
銀時は、いつでも行けるように体勢を整えるが・・・・・
ポイ・・・パシィッ!!
「!?」
飛んできた物を、反射的に受け取る。
「こりゃァ、テメーの刀じゃねぇか!?」
目を見開く銀時の手に握られているのは、高杉の愛刀
「今日は、テメェを殺りに着たんじゃねぇよ。」
「信じるかよ。」
「だから、ソイツ(刀)テメェに預けるんだよ。これで俺ァ丸腰だ。」
「・・・・・・・・ハァ。」
銀時は黙っていたが、やがて溜息を吐くと、部屋の電気を点ける
「着替えてくるから、座っとけ。」
刀と木刀を持ったまま銀時は奥の部屋へ消えていった
最初のコメントを投稿しよう!