それは小さな願いだぜ

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「や~れやれ、なるべく穏便に行きたい所だが………そうも行かないか」 椿はそう呟きながらなのはの後を追う。 フェイトサイド シグナムとフェイトはあれから地上に降りていた。 二人は先程と同じく睨み合っている。 シグ「預けた決着は、出来れば今しばらく先にしたいが。速度はお前の方が上だ。逃げられないのなら闘うしかないな」 フェ「はい、私もそのつもりで来ました」 二人の会話は終わり、フェイトとシグナムはデバイスを構える。 数秒の沈黙。 先に仕掛けたのはフェイトだった。それに続くようにシグナムも前に出た。 ガキン! 互いの武器がぶつかり合い、火花が散る。 二人は後ろに跳び、一回転して再び武器を交えた。 だが攻撃は通っていない、二人とも顔の前まで来た攻撃をプロテクションで防御していた。 フェイトとシグナムは同時に着地するが、フェイトはそのままソニックムーブを使ってシグナムの後ろに回り込む。 だが……。 シグ「ハァァァ!!」 シグナムは後ろを振り向き、フェイトの攻撃を防いだ。 そしてそのまま攻撃に移り、フェイトを押し負かした。 ガシャン! RTのカートリッジがロードされる。 RT《シュラーケンフォルム》 鞭みたいな形状になり、そのままフェイトに襲い掛かるが。その攻撃を避け、フェイトもカートリッジをロードした。 BD《ロードカートリッジ、ハーケンフォーム》 BDから魔力によって造られた刃が出た。 フェ「ハーケンセイバー!!」
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