それは小さな願いだぜ

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はたして椿は何処に行ったのか? 「おいアリス!!フェイトと俺の距離はどのくらい離れてる!?」 《………北北西に約10㎞です。どうしたんですか?急に血相変えて》 「………俺のせいだ!?ちくしょう!!!やっぱりこの世界の物語は変わり初めてやがる!あそこでなのはがディバインバスターを外す何てありえない!!くそ!話が変わったのならフェイトが危ない!!」 椿は魔力をほぼ足に向けている。 《落ち着いてくださいマスター!?貴方が焦っていては始まりません!!》 「くっ………すまないアリス………それにしても10㎞か。しょうがない、全力虚空瞬動!!!!」 椿は今まで魔力をセーブして虚空瞬動を使っていたが、今は足に魔力が集中している。 「ぐぅぅぅぅ………やはり体がついてこない………」 《マスター!飛ばし過ぎです!?体が持ちませんよ!?》 「そ……そんな悠長な事は……言ってられねぇ!!!うおぉぉぉ!!!!」 椿は口から血を吐いた、無理もない。 今の椿の体格で全力で虚空瞬動を使ったら体がまず持たない。 更にはそのGで肺、胃が潰れかける。
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