それは小さな願いだぜ

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場所は戻りフェイトとシグナムはまだ闘いを繰り広げていた。 ガキン!!! シグ「ハァ……ハァ……ハァ…」 シグナムの腕からは血が出ている。 シグ(ここに来て……尚早い、目で追えない攻撃が出てきた。早目に決めないと不味いな) そしてシグナムは構える。 フェ「ハァ……ハァ……ハァ(強い、クロスレンジもミドルレンジも圧倒されっぱなしだ。今はスピードで誤魔化してるだけ。まともに喰らったら叩き潰される!)」 フェイトも構える。 シグ(シュツルムファルケン、当てられるか……) フェ(ソニックフォーム……やるしかないかな) 暫しの沈黙、そして二人は同時に前に出るが。 ズキン フェ「ぐっ!(そんな!もう足が限界なの!?)」 フェイトの足はもう限界だった、踏み込んだ瞬間に痛みが走り、動けなかった。 シグ「ハァァァァ!!(何故動かん?……まさか足がもう!!くっ!駄目だ、止まらない!)」 ズバン!!! シグナムが剣を降り下ろした。 フェイトは目を瞑っている。 フェ「(………あれ?痛くない。何……で)っ!つ……椿!?」 フェイトはいつまでも斬られた感触や痛みがこない事に疑問を持ち、目を開けたら……そこには。 「……フ……フェ……イト……無事……か?」 フェ「椿!何で……何で椿が!?」
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