それは小さな願いだぜ

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あの時椿は。 「もう少し、もう少しだ!!………いた!!」 そう、椿はフェイトとシグナムを見つけていた。 二人が睨み合っている時に椿は来ていた。 「な、何とか間に合った。ただの取り越し苦労だあってほしいが、もう少し近くか」 椿は何が起こっても良いように二人に気付かれないように近く。 そしてシグナムが前に出たが、フェイトは動こうとしない、否、動けないのだ。 「フェイトの奴何で………まさか!!間に合え!?」 再び椿は全力で虚空瞬動を使い、二人に空いている僅かな隙間に入ろうとした。 「駄目だ!剣で防ぐ余裕がない!!アリス!」 《今急いでプロテクションを展開します!》 椿の体はプロテクションで覆われたが、二人の間に入り、シグナムの攻撃が当たった瞬間に砕け散った。 そして椿は斬られた。 シグ「中野!?」 シグナムは驚いていた。二人に気付かれず、フェイトの身代わりになったことに。 フェ「椿!!椿!!!しっかりして!」 「シグ…ナムの攻……撃……、ふ……深……く入っちまったな」 椿は左の肩から右の脇部分までバッサリ斬られていた。 「っ!……フェ…イト!……後ろ!!」 フェ「え?」 フェイトの後ろには仮面の男がいた。 男「……気付かれてしまったか……だが……」 男はフェイトに手を近づける。 それを椿は払い除ける。
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