悲しい決意、勇気の選択だぜ

7/25
前へ
/391ページ
次へ
椿がアリスとの会話を止めた直後に、一人の医者が来た。 医者「椿君、ちょっと良いかな?」 「はい?なんでしょうか」 医者「今さっきね、急患で患者さんが一人運ばれて来たんだけどね。他に部屋が無いから相部屋になっちゃうんだけど……大丈夫かな?」 「えぇ、僕は別に構いませんが?」 椿は若干あれ?と思いながらも承知した。 医者「良かった!丁度椿君と同い年の女の子だから安心して?」 そう言うとサッサと何処かに言ってしまう。 「…………うん、偶々、そう偶々だよ……偶々女の子でしかも同い年なだけさ……うんうん」 と、自分に言い聞かせる椿だが………。 廊下で何から聞き覚えのある声が聞こえてくる。 「だから大袈裟やて」 「ですが主…………」 「はやてちゃん、無理しなくても良いのよ?」 「…………なんでさ」
/391ページ

最初のコメントを投稿しよう!

823人が本棚に入れています
本棚に追加