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は「………もう大丈夫や……本当にありがとうな、椿君」
「そうか、じゃあ俺は戻るは」
椿ははやての手を離し、ベッドに戻ろうとするが。
は「あ……待って……」
はやては椿の手を取り、引き留める。
は「出来ればもう少し……手を……握って貰いたいんよ///」
「……ふっ。はやてよ、甘えているのか?」
は「なっ……そ、そんなこと!……あらへんとは……言えへん……けど///」
はやては顔を赤くしながら俯く。
「ははは、冗談だよ冗談。………ほら」
ぎゅっ。椿は再びはやての手を握りしめる。
は「………椿君の手………温かい///」
「そりゃどうも」
椿とはやての距離がぐっと縮まった、ある冬の夕方でした。
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