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次の日。
なのははフェイトのマンションまで行き、迎えにいった。
な「フェイトちゃん、元気だして?椿君助かったんだから」
フェ「………でも……私のせいで椿は……」
フェイトは今にも泣きそうになる。なのはも困ってしまう。
な「……だったら、椿君に会いに行こう?昨日私は忙しくてお見舞いに行けなかったから、一緒に」
フェ「………なのは………うん」
これがなのはに出来る精一杯の努力だった。
今の私ではフェイトちゃんを元気付けてあげられない。
今の私では………フェイトちゃんの心の傷を埋めてあげる事は出来ない。
そう思い、もどかしさと至らなさ、悔しさに、泣きそうになるなのは。
だが我慢した。
今ここで自分が泣いてしまったら、更にフェイトちゃんを追い込む事になる。
もうフェイトちゃんに負担はかけたくない、そう思った。
二人は少し暗い表情をしながらも、何とか話していた。
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