悲しい決意、勇気の選択だぜ

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シャマルは余りの驚きに箸を落としてしまった。 それもそうだ、闘いを何度も繰り広げた少女達がまさか主の友達だとは思わない。 シャマルは慌てて魔力を収集しているシグナムに念話で話す。 シグ「そうか………やはり」 シャ「シグナムは気づいていたの!?」 シグ「前にシャマルが話しただろ、中野と主が話したときに友達の家に居候していると。だったら同じ魔導師出ないと中野は行動出来ないからな」 シャ「そう…………どうしようどうしようどうしよう!?」 シャマルは余りの事態についていけず、テンパっている。 シグ「落ち着けシャマル、大丈夫だ。幸い、主の魔法資質はほとんど闇の書の中だ。詳しく検査されない限り分かりはしない。」 シャ「それはそうかも知れないけど、椿君が話しちゃうんじゃ………」 シグ「それは心配いらない。奴は主が入院したときに念話で言ってくれた。管理局やあの二人には言わないから安心しろ。俺はお前達が不利になるような事はしない。っと」 シャ「でも、もしそれが嘘だったら!?」 シグ「大丈夫だ……あいつも私と同じ騎士……いや、剣士か……。あいつは信じられる、だから安心しろ。それに、鉢合わせしなければ良い事だ」
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