接触

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「フゥ、終了っと………そこの人と犬は何故かかってこない?」 シャ「二人がかりでも勝てない相手に私が入った所で変わりませんから」 「そっすか」 椿は気の抜けた声で返事を返した 「で、そこの犬は何故だ?」 ザフ「昨日の時点で確信していた、私達はお前に勝てないと、だから見ていたのだ、後私は犬ではない、狼だ」 「そりゃ悪かった、だが、見ていたのだって、もし俺がこいつらを殺そうとしていたらどうする気だったんだ?」 ザフ「それはないな、お前にはそんな気は微塵も無い、そうだろ?」 「当たりだ、殺しなんてやるわきゃねえよ、で、あんたらは俺の話を聞いてくれんのか?」 椿はシャマルとザフィーラに聞いた シャ「えぇ、分かりました、どんな話か気になってましたし」 ザフ「私も構わん」 「あんたらはあの二人と違って聞く耳もってんだな、まぁ良いだろう、俺が話たい事は俺の事と、それから俺がどっち側かって事だ」 椿はバリアジャケットを解いて、そこら辺に座る、それを見たシャマルもバリアジャケットを解いた 「あんたらには話しとくが、俺はこの世界の人間じゃねぇ、簡単に言ったら、パラレルワールドと言った方が良いかな、気づいたらこの世界に飛ばされていたんだよ、そして、俺はアンタラの事を知っている、ヴォルケンリッター、闇の書を護る守護者」 この話を聞いた二人(1人と一匹)は驚いていた シャ「何故それを?」 「だから言ったろ、俺はあんたらを知っているって、あんたらの名前、そして主の事も」 シャ「…………」 ザフ「…………」
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