自分の存在

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「アヒャヒャヒャ!良いねぇ~、狩られる者は常に狩る者に恐れなければ行けない、お前の表情は今まさにそれだよ!さぁ……何処まで逃げれるかな?アヒャヒャヒャ!」 また……夢なのか? それにしても、何だろう、凄くデジャブを感じる 「ハァハァハァ……誰か……助けて!」 傷だらけの人が誰かに助けを求めている、だが誰もいない、そこには得体の知れない男と自分しかいない 「アヒャヒャヒャ!どうした?もう鬼ごっこは終わりか?」 男は血が着いているナイフを舐めながら言った 「わ、私が何をしたって言うの!何でこんな事を!」 「何でこんな事を……か、簡単な話さ……苦痛に赴く顔が見たいからに決まってるだろ!?アヒャヒャヒャ」 「貴方は狂ってる!異常よ!」 「狂ってる?は!最高の褒め言葉だよ、俺にとっちゃな!じゃあな………あの世で悔やみな」 「イヤ………イヤァァァァ!!!」 男はナイフを振り上げ、女を切り刻んで行く グチャクチャ、ピチャピチャ 「あぁ~快感だぁ~、これだから止められないんだよぉ~ヒャヒャヒャ、明日は誰を殺ろうかな………?」 男は女の返り血を浴びた顔を拭おうともせずに、ただただ立っている
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