自分の存在

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《出来ません》 「そうかぁ~、出来ないかって、えぇぇぇぇぇ!!!出来ないですってぇぇぇ!!!」 おいおい、物の数秒で俺の願いぶち壊しだよちくしょう 《出来ないと言いますか……デバイスに選ります、そのデバイスがマスターを守りたい意志があるならば出来ると思います……デバイスにも一応意志と言うものがありますから……》 「じゃあ本当は出来ると?」 《やって見ないと分かりません、これは簡単に言うと人で言うドーピングみたいなものなので、成功すれば良いのですが、失敗したら、相手のデバイスが壊れてしまいます》 「そうか……どうするかなぁ~」 俺は顎に手を当て、また考え込んでしまった どうしたものか………、どうにかして成功させないと 《あの、マスター、どうして急にそんな事をお聞きになられたのです?》 「いや、二日前になのはを助けたじゃん、でも本当は俺が助けちゃ駄目だった訳よ」 《どういう意味ですか?》 「俺がなのはを助けたお陰で、この世界の話が変わりつつある、しかも俺はこの世界にとってイレギュラ-的存在、俺が居るだけでも変わってるんだよ」 《そう……だったんですか……》 アリスの声のトーンが一気に下がる 「ん?どうしたアリス?」 《いえ、何でもありません、只の自己嫌悪ですから》 「……そうか」 そしてアリスは喋らなくなった、俺は気にせずにフェイトのデバイスにどうやってカートリッジシステムを搭載させるか考え中だ
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